転職エージェントを有利に使って転職成功しよう!

まずは転職エージェントが何者かを知ろう

check_box1.厚労省から許可を得た“きちんとした”人たち

転職エージェントとして活動しているのは、有料職業紹介事業者として厚生労働省の許可を得ている法人とそこに属した人のみです。
一般的に人材紹介会社と言われます。

多くの人材紹介会社のホームページや、名刺には許可番号が記載されています。

ちなみに、転職エージェントにハローワークは含まれません。

2016年4月からキャリアコンサルタントは国家資格となり、資格取得者のみ名乗れる職業となりました。そのため、多くはキャリアカウンセラー、キャリアアドバイザーと名乗っています。

就いている人は、人をサポートすることが好きで、接しやすい人が多いので安心して登録してみると良いパートナーとなってくれます。

check_box2.相談しても入社が決まっても無料!

基本的に転職者は無料で利用可能です。相談しても無料なのはもちろんのこと、紹介してもらった企業に入社することになっても報酬料や謝礼金を出す必要はありません。

ですから、転職活動では使う事をおすすめします。

ちなみに、転職エージェントはどこから報酬を得ているかというと求人企業です。

求人企業側が、どんな人が欲しいか詳細情報を転職エージェントに提供して、転職エージェントは要望に合った人材を探して紹介し、お互いに良ければ入社する流れとなっています。

check_box3.転職者と求人企業の中立的立場

求人企業と転職者のどちらの味方なのかというと、本来あるべきなのは両方の味方という中立的立場です。 実は、どちらかに偏らないように義務付けられています。

しかし求人企業寄りだったり転職者寄りだったりと企業差、担当者差があるのも事実です。

一般的に、転職者寄りの転職エージェントが良いと思われがちですが、そうとは限りません。

転職者が持っている悩みをクリアすることが本質的な解決になるとは限らないからで、義務付けられている通り中立的立場を保てるエージェントの方が、高い信頼性を持てると同時に良い結果に結びつくことが多いです。

時には厳しい現実を突きつけてくれるキャリアアドバイザーこそ信頼できるパートナーとなるでしょう。

check_box4.何をしてくれるのか

法的義務は次の通りです
・能力に適合する職業の紹介
・均等待遇
・労働条件の確認と明示
・職業選択のサポート
・個人情報の適正管理(個人情報保護)
・秘密を守る(守秘義務)
・苦情処理

あとは会社やエージェント自身によって差が出ます。
キャリアアドバイザーと名乗ることが多いように、キャリア形成に関するアドバイス、可能性への提言をしてくれる人は多いです。

しっかりしたエージェントであれば、他にも履歴書、職務経歴書の作成アドバイス、上手く伝わる自己紹介・自己PRのアピール方法、転職理由・志望動機の整理、面接対策、各種マナーの教授、現職企業の退職手続きの仕方まで包括的にサポートしてくれます。

その点で、初めて転職活動する人にも転職エージェントを使うことはおすすめです。

また、そのエージェントならではの非公開求人を紹介してくれる事もあるため、自信がある方もぜひ登録してみてください。

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check_box5.転職エージェントと転職サイトの両方を活用しよう

人材派遣と人材紹介は全く別物

冒頭でお伝えした通り、転職エージェントは人材紹介会社と言われます。
よく間違えられるのが、人材派遣会社です。

簡単に説明すると、派遣は人材派遣会社に雇用され、労働力として派遣先企業に出向いて勤務します。
人材紹介はあくまで転職の仲介。人材紹介会社は、求人企業と転職者間の情報のやり取りを行うだけで、雇用に関わることはありません。

転職サイトは求人広告を掲載しているメディアで、活動中に人が介入しない

アルバイトをした人なら見たことがあるでしょう、求人情報サイト、求人情報誌の社会人バージョンが転職サイトです(代表的なサイトはリクナビNEXT、マイナビ転職)。

転職サイトを使う場合、転職活動中は求人企業と直接やり取りをするため、人が介在しません。

情報の質と量に違いがあり、転職サイトは広く浅い情報が、転職エージェントは狭く深い情報を得やすい特徴があります。

どちらが良いというよりも、特徴を活かして転職サイトと転職エージェントの両方を使えるとヌケモレのない転職活動ができます。

最初に、転職市場がどうなっているか、業界内でどんな企業がどの職種で募集をしているのか、気になっていた有名企業の求人情報など調べてみましょう。インターネットが繋がる環境であれば、PCでもスマホでも検索できます。

大ざっぱに興味のある求人や職種に目星がついたら、転職エージェントに相談しましょう。
実際にどのくらい可能性があるのか、具体的な対策や転職サイトには載っていない非公開求人を紹介してもらいましょう。

転職エージェントを使う12のメリット

転職エージェントを使うと、転職活動に成功しやすくなるためおすすめです。
いくら相談しても、紹介を受けた企業に入社が決まっても無料なため安心して使ってみましょう。

一般的な12のメリットをお教えします。

使う時にヌケモレが無いようにしっかり把握しておきましょう。

check_box1.非公開求人情報を教えてくれる

これは、転職エージェントを使うメリットの中でも重要です。

非公開求人とは、転職サイトや企業ホームページに載っていない求人のことです。

これは、既存社員に配慮しているためで、案件を知っているエージェントも信頼の厚い企業に限られています。

また、エージェントによっては、転職者の人柄・経験・スキルを確認した上で、企業側に交渉をしてポジションを作ってくれる場合もあります。

非公開求人の取り扱いは、大手エージェントよりも、中小エージェントの方が、得意としています。

check_box2.自分では気づかなかった求人を教えてくれる

自分で転職先企業を探すと、有名企業や同じ業界の競合企業といった日頃見聞きする企業に偏りがちです。

転職エージェントは、企業の大小や業界に限定せずにサーチしてくれるため、オープンとなっている求人情報であっても、自分では辿り着けない案件を教えてくれます。

check_box3.自分の市場価値を教えてくれる

特に過少評価しがちな自己評価を客観的視点で自分の市場価値を教えてくれます。

自分では、誰でもできるだろう、知っているだろうと無価値と思っていた経験・知識・スキルが実は世の中では他に持っている人は少なく貴重人材だった・・・何てことがよくあります。

まずは人材エージェントに相談してみましょう。

check_box4.自分の市場価値を上げてくれる

転職エージェントを使う上で、最も実利を感じられるメリットです。

転職者が応募した求人企業に対して、転職エージェントは職歴や、経験・スキルはもちろんのこと、人物像も含めて推薦をしてくれます。

その推薦内容は、求人企業にとって魅力的に映るであろう表現を駆使してくれるため、自然と市場価値が上がるのです。

転職エージェントは、求人企業がどのような人を探しているか詳しく知っているからこそ、必要としている人物そのものであると正確にアピールすることが可能なのです。

ですから結果として、転職サイトや企業ホームページなどからの一般応募よりも、転職エージェントを通して応募した方が、書類選考の通過率が格段に上がります。

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check_box5.求人企業の裏情報を教えてくれる、事前にブラック企業を知ることができる

一般的に、広告でよく見る有名企業や話題の企業への転職は考えることが多いようです。

広告や業績好調のイメージが先行して企業に対して良いイメージを持ってしまうハロー効果によるものですが、実際にどのような就業環境なのか、どのような人が集まっているのかなど実生活に影響する情報はあまり表には流通していません。

そのような場合にも、転職エージェントは幅広く、深く企業と付き合いがあるため、裏情報やブラック企業か否かなどの情報も持ち合わせています。

興味がある企業・求人があれば、包み隠さず転職エージェントに「実際にはどんな企業なのか?」と聞いてみましょう。

check_box6.業界情報・転職市場の情報をもらえる

先のメリットと近いですが、企業に関わらず、業界情報や転職市場全体の動きについても転職エージェントは敏感で、良く知っています。

世の中の流れを俯瞰して見てもらった上で、「今が転職すべきタイミングなのか」を聞いてみるのも活動上いいヒントになります。

業界内で転職を考えている場合にも、どこが上がり目でどこが落ち目なのかも重要な情報になるでしょう。

check_box7.自己分析を手伝ってくれる

何でも相談できる友人や先輩、親などの存在も第三者視点という意味で自己分析には効果がありますが、何と言っても転職のプロからアドバイスをもらった方が、伝えたい事が伝わる魅力的なアウトプットになります。

短期間で判断される転職活動において、自己分析の整理は、転職活動の合否に直結すると言っても過言ではないほど重要です。

例えば、下記のような修正をしてくれます。

<修正前>
私の強みは、諦めずに取り組み続けられる粘り強さです。
現職では、しばらくご購入いただいていなかった休眠顧客に対して、最初はご提案しても全く聞いてもらえもしない状態でしたが、電話やメールだけでなく直筆で手紙を書いて送るなど、工夫を凝らしながら粘り強くアプローチしたところ、1年近くかかりましたが、ご理解いただき新ためて購入いただく事ができました。

<修正後>
私は、誰にも負けない誠意とスピードで個人売上予算に対して毎年130%超を達成し続けてきました。
私のミッションは、休眠顧客の掘り起こしからの受注獲得です。弊社商品について一度は不要と判断された顧客のみですから、マイナスを払拭するわかりやすいプラス印象が必要と考えて1からアクションプランを作り込みました。

同じ人とは思えないほど印象は変わりませんか?

客観的に読んでみて、もし自分が求人企業の面接官だったら、修正前の話を聞いても「ふーん。」で終わってしまいますが、修正後の話であれば「もっと話を聞いてみたい」と感じるのではないでしょうか。

仕事をしながら転職活動の準備をすることはやる事が多く大変です。

書類や面接でアピールするコツを熟知した転職エージェントは心強い存在になります。

check_box8.書類作成のアドバイスをもらえる

転職活動において、第一関門は書類選考です。
通過した後の個別面接でも必ず書類は使われるため、非常に重要なツールです。

転職活動における書類とは、就職活動の時に作成した事のある履歴書と転職活動でしか使わない職務経歴書の2つを指します。

特に職務経歴書については、選考で有利・不利になる基準があり、ポイントを押さえないと圧倒的に損をして失敗してしまいます。

転職エージェントの力を借りて、選考に有利な書類を作成しましょう。

check_box9.面接対策をしてもらえる

転職面接では、一般的によく聞かれる「定型質問」と求人企業特有の「特殊質問」、最後に転職者側から聞く「逆質問」があります。

それぞれに対して、転職活動ではどのように答えると選考で評価されて採用に繋がるのかを転職エージェントは熟知しているため、一緒に対策を練ると良いでしょう。

何を話すか中身も大切ですが、メラビアンの法則にもあるように「人は見た目で判断」しがちです。
対面での動作の癖や口調、声の大きさなどノンバーバルの対策も、面談時にフィードバックをもらうと良いでしょう。

キャリアアドバイザーによっては、模擬面接・面接ロープレを実施してくれます。

check_box10.選考結果について詳細なフィードバックがもらえる

あまり語られていませんが、これは転職エージェントでなければ得られないメリットです。

求人企業に直接応募した場合は、就職活動の時にも憤慨したであろう「お祈りメール」が流れてきて終わりですが、転職エージェントは必ずNG理由を求人企業に対して問い質します。

それは、転職エージェントとしても責任をもって推薦しているからで、「無下に断ることは許さん」という気概を持っています。

選考結果のフィードバックがもらえると、精神的にスッキリしますし、面接スキルのアップにも(場合によっても人間的成長のきっかけにも)繋がります。

check_box11.選考ステップを飛ばせる、希望の人と面談が組める

求人企業と深い関係にある転職エージェントだからこそ飛び級選考が可能な場合があります。

合格率が上がるという事だけでなく、時間の負担軽減や求人企業の決裁者へのアピールにも繋がります。

また、「もっと詳しく会社の事を知りたい!なので入社後に同僚になる人と会って話したい」などの面談を希望すると、可能な限りセッティングしてくれます。

入社を決心するにも判断材料が少ないと感じた時には、転職エージェントに相談すると情報を揃えてくれます。

check_box12.求人企業との交渉を代行してもらえる

内定をもらった企業に対して、入社後の印象を悪くしたくないという思いから、年収や入社日などの条件交渉を苦手とする人が特に日本では多いようです。

その点、転職エージェントは客観的な立場として採用企業に対して条件交渉をしてくれます。
エージェントが矢面に立ってくれるため、入社後にも影響はなく安心です。

転職エージェントを使う前に知っておくべきデメリット

大前提として、転職エージェントはメリットが多く使うことをおすすめします。

しかし、キャリアアドバイザーによってはデメリットが生じる場合もあります。

これまでに面談した転職者から聞いた他のエージェントに関する愚痴を元にしたデメリットをご紹介します。

あくまで、ほんの一部の対応の悪いキャリアアドバイザーに当たった場合のみです。

もし遭遇してしまったら、早めに切り替えれば問題ありません。他の転職エージェントをあたりましょう。

check_box1.転職活動のペースが乱される

転職者の状況を無視してエージェントの意図するペースに巻き込んでくる場合があります。

特に多く聞くのは急かしてくるパターン。
求人企業からの圧力に流されているのか、早く決めて報酬を得たいのか本心は不明ですが、転職者から聞くたびに同業者として残念な気持ちになります。

<急かしてくるパターン>
・面談時に提示された求人情報にその場で応募を迫られ、仕方なく全て応募した
・求人情報を整理して2,3社に絞って応募したいのに、応募数が重要だと言われて10社以上に応募したところ次々に通過。企業研究が間に合わず面接でズタボロに。
・現職中にも関わらず、日中にガンガン携帯電話に連絡を入れられ、周囲に怪しまれるのと同時に業務に支障をきたした
・求人企業について十分に調べ終わる前に面接をセッティングされ、志望動機をうまく答えられなかった
・内定承諾について、年収条件を釣り上げたから一両日中に回答をくれと迫られ、考える時間なく承諾して後悔した
<のんびりパターン>
・転職者から連絡を入れて10日近く経ってようやく返信がきてガッカリした
・選考結果について、1週間以上経っても連絡がなく、今もどうなっているのかわからない

繰り返しになりますが、全てのエージェントに当てはまる訳では無いため、このようなエージェントに遭遇してしまったからと言ってエージェントを使わないのではなく、使うエージェントを切り替えることをおすすめします。

check_box2.期待を裏切られ失望する

励されたり勇気づけられて、テンションが上がったところで落とされるため精神的にダメージがあるようです。

・面談時にどんどん求人を紹介すると言われたけどその後一切連絡がなく、こちらから連絡を入れても全く返信がない
・さくっと作った履歴書・職務経歴書で全く問題無いと断言されたが、あっさりと希望企業に書類選考で落ちた

転職エージェントを使うことは、圧倒的にプラスに働くことが多いですが、あまり期待しすぎても良くないようです。

check_box3.求人企業の嘘情報を流される

「転職エージェントを使うメリット」で求人企業の裏情報をもらえたり、ブラック企業について知ることができるとお伝えしましたが、中にはその転職者からの信頼を悪用して、求人企業の裏情報と言いながら、嘘や出まかせを吹聴するエージェントがいます。

・今の会社を辞めようと思っているのは、入社前に聞いていた環境と全く異なるからです。
新規事業なので、自由に企画提案して良い環境だと聞かされていて、エージェントの方にも本当にそうなのか、特に離職率が高いことは知っていたので、エージェントにもしつこく問題が無いのか確認したのですが大丈夫だと説得を受け入社したのですが・・・。

実際には、社長の人権侵害まで及ぶようなパワハラがひどく先輩方は次々に辞めていく始末で、まだ私自身は被害に遭ってはいませんが、そう遠くない将来にはパワハラを受ける危険を感じています。
さすがに今回は以前のエージェントは絶対に使いたくないと思って相談に来ました。

このデメリットはわかりにくいため防ぐには、複数の情報ルートを持つと良いでしょう。

複数のエージェントに同一企業について聞いてみたり友人・知人から情報を仕入れるのも有効な対策になります。

check_box4.求人企業の期待値が上がりすぎる

「転職エージェントを使うメリット」の「自分の市場価値を上げてくれる」が行き過ぎた場合、このデメリットになる事があります。

転職者から聞く事が多いのは、マネジメント経験や成功体験について“作られた”エピソードを転職者本人が知らないところでエージェントが求人企業に伝えるケースです。

・面接で、「マネジメント経験は?」と質問されたので「後輩の指導くらいで、部下はいません」と回答したところ、腑に落ちていない反応でした。

結果的に、マネジメント経験が無いのでお見送りとのことだったので、それは事前にわかっていた事じゃないのかとエージェントに聞いたら「空気を読んで、2,3名の部下をもってマネジメントしていたと言って欲しかった」と言われがく然としました。

面接において、“盛る”ことはすべきことですが、“作る”ことは入社後に立場を危うくするだけなので止めるべきです。

違いがわかりにくい人は、プロのエージェントに相談してみましょう。

8パターンの転職エージェントを使った方がいい人

メリットだらけなので、転職活動をするのであれば転職エージェントを使うことをおすすめします。

その中でも転職活動のレベルを上げたいという意欲が高い人には効果的です。

check_box1.自己分析のレベルを上げたい

自分では気づけないビジネス環境における強み・弱みの発見が出来たり、転職活動で有効なアピールを作り上げることができます。

「社内調整力」「チャレンジ精神」「ベンチャースピリット」「忍耐力」といった能力は、本人には気づきにくいようです。

check_box2.しっかり面接対策をしたい

転職面接は、営業トークとも友人とのトークとも異なり、特殊な前提条件やルールが存在しています。

例を挙げましょう
・自己紹介は1分程度で話す
・退職理由と志望動機にストーリー性をもたせる
・逆質問では福利厚生や有給消化率を聞かずに、転職エージェントから情報を仕入れる

当然、転職エージェントは知り尽くしていますので、面接での自己紹介から自己PR、転職理由、志望動機といった必ず質問されることについて事前に一緒に作っておくと良いでしょう。面接の最後に必ず聞かれる逆質問についても考えておくと安心です。

面接通過率がアップします。

check_box3.書類通過率を上げたい

転職エージェントは、求人企業と信頼関係を築いた上で人材募集を請け負っているため、企業に対して「いい人を紹介するのでまずは会ってお互いの相性を確認してください」からスタートします。

そのため、転職エージェントが推薦した人材について、求人企業側が書類選考で落とすことは滅多にありません。信頼関係次第にはなりますが(笑)

企業を食わず嫌いに何でも見聞きしたいという方にも転職エージェントはピッタリです。

check_box4.自分の可能性を広げたい

転職者には、思い込みや常識から自身の可能性を狭めてしまっているケースを多く見ます。

思い込みで活動して損している代表例は、営業1本でやってきたから次も営業職を、小さい子どもがいるので時間に融通がききそうな事務職にしようかな、海外勤務をしたいので外資系を探している・・・挙げたら枚挙に暇がありません。

どんな働き方をしたいのか、将来どんな生活をしたいのかといった想いは重要ですが、そこから「この職業しかない」「この業界しかない」というのは早計で、転職エージェントに他の人の事例も聞くことで可能性を広げることができます。

check_box5.正確で最新の情報が欲しい

現在は、インターネット上でも社員の声や応募者が書き込む掲示板などで多くの情報収集が可能ですが、情報過多になりすぎて正しい情報や決定的な情報を取得するのは困難です。

各業界情報や人材の動きが多い企業、取引企業については転職エージェントが正確で最新の情報を持っているため、有効に使うと良いでしょう。

check_box6.相談役、コーチが欲しい

転職活動は孤独になりがちです。
現職の関係者には話しづらく、友人にはビジネス環境を理解してもらい難く、相談相手を作りにくいのです。

その点、転職エージェントとは利害関係もなく、プライベートにも関係ない、さらには転職活動におけるプロである安心感もあり、いいコーチになります。

check_box7.離れた場所に転職したい

地方から都市部に転職したい、田舎に帰りたいので地方に転職したい、という人です。

特に初任地が地方で、望んでいなかったが勤め始めたものの馴染めず都市部に戻りたい、という20代が多いようです。
もちろん30代以上にもいらっしゃいました。転勤族に多いです。

check_box8.転職活動を最短コースで終わりたい

個人的にはムダは無いと思っていますが、必要最低限の情報と最小限の行動で転職活動を終わりたいという人がいます。

そういう人は転職エージェントを使うと解決します。

自分でやらねばならない、履歴書・職務経歴書の作成、応募企業の決定、面接・適性検査の受検、入社企業の意思決定だけで転職活動が完了します。
各プロセスについても、模範解答を教えてもらえるため効率的です。

現職の仕事が激務で転職活動にあまり時間を使えない人もこれに当てはまります。

唯一の転職エージェントを使わない方が良い人

メリットが多い転職エージェントですが、たった1つだけ使わない方が良い人がいます。

★転職活動において自分のやることが決まっている

転職エージェントはあくまでサポーターです。
転職活動を自力で完走できるのであれば、サポーターは余計な存在になります。

転職エージェントの使い方・選び方

転職エージェントを使うことは非常に簡単です。

ステップはたった4つしかありません。

<転職エージェント 利用の流れ>
①インターネット上で登録・申請
②キャリアアドバイザーと面談(対面・Skype・電話など)
③求人の提案を受ける
④企業を選んで応募する

あとは応募した企業ごとに選考に入るわけですが、面接の時は応募企業に足を運ぶものの、あとのやり取りは全てエージェントが代行してくれます。

非常に便利な上に、使うハードルも低いため積極的に利用することをオススメします。
ただ、世の中に1万を超える転職エージェントがいる中でどのように選んだら良いか、わからない面もあるかと思います。

キャリアアドバイザーに関して情報が増える面談の前後における判断基準をお教えします。

登録・面談前の選び方

最初の段階で考えるべきポイントは企業規模です。

大手エージェントと専門・中小エージェントそれぞれの強みを活用するために、それぞれ登録することをおすすめします。

check_box1.大手総合転職エージェント

人材業界で広告も積極的に出していて認知度の高い下記企業の中から最低でも1社は親密な関係を築いておくと良いでしょう。

メリットは何といっても保有する求人件数の多さと手厚いサービスです。

基本的には、登録したデータに基づいてキャリアアドバイザーを振り分けられるため、転職者のニーズと合致した求人をそれも10社以上紹介してくれることが多いです。

ただし、キャリアアドバイザーに関して、選ぶことはできません。全て運任せになります。

非常に残念ではありますが、キャリアアドバイザーにハズレと言われる人がいるのも事実です。他の担当への変更を願い出ても聞き流されます。

変更することはできないためハズレと感じたら他の企業に登録しましょう。
当たりのキャリアアドバイザーを捕まえるまで続けましょう。

  • リクルートエージェント
  • マイナビエージェント
  • DODA
  • パソナキャリア
  • エンエージェント
  • 年収1000万円以上のエグゼクティブクラスの場合は、下記に挙げるところに登録した方が合致します。

  • リクルートエグゼクティブエージェント
  • DODAエグゼクティブ
  • ビズリーチ
  • check_box2.専門・中小エージェント

    総合型と異なり、業界や職種、年齢層別に特化した転職エージェントがあります。

    管理できるのであれば、専門・中小エージェントで2,3社と付き合えると広く深い情報を得ることができ、転職活動が有利になります。

    何といっても大手とは異なり取引企業との固いコネクションが魅力です。また、世に知られていない企業の発掘にも長けているため、可能性を広げることができます。

    まずは、自分がイメージしているキーワードで検索してみると、そこに強みをもった転職エージェントが出てくるので、HPをチェックしながら登録していきましょう。

    また、最近では大手転職サイトでもエージェントとの接点の場を提供するサービスも始めており、これらを活用するのも有効な手段です。

  • リクルート キャリアカーバー
  • マイナビ転職エージェントサーチ
  • エン ミドルの転職
  • キャリアトレック
  • エージェント側からスカウトを受けることも、気になるエージェントに面談依頼を出すことも可能です。

    登録・面談後の選び方

    接点を持った後の選び方は、「信頼できると感じたかどうか」の1点です。

    自分と企業との仲人として、誠意と信頼感を感じられるかどうかは非常に重要です。

    サポートが手厚い、魅力に感じる求人をどれだけもっているか、も大事だと思うかもしれませんが、裏切られたり嘘をつかれたりしたら一瞬で無に帰します。

    信頼できるかどうか1つの判断基準として、自分にとって不利な情報や耳の痛いことを言ってくるかどうかをチェックするとわかりやすいです。

    あとは自分のフィーリングを信じてみましょう。