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巨大ポータルサイト「HOME’S」の運営
ネクストは、不動産情報サービス事業、地域情報サービス事業など、主にインターネットポータルサイトの運営を中心とした事業を営む東証一部上場企業です。
その代表的なサービスは住宅・不動産ポータルサイト「HOME’S（ホームズ）」。
賃貸・売買・新築・リフォーム・投資など、不動産にかかわる幅広い情報を包括的に提供するサイトとしては総掲載物件数No.1の地位に立つ最大手（※2016年1月産経メディックス調査による）であり、また創業当初は不動産情報も紙面での発信のみだった時代にオンラインでの物件検索を叶えるサイトとしてのパイオニア的存在でもあります。
加えて、個人向けには「HOME’S」のほか、関連事業としても有料老人ホームやサービス介護サービス付き高齢者向け住宅などを紹介する検索サイト「HOME’S介護」、住み替えには欠かせない引越しプランの選定や業者選びなどを様々な条件から確認して申込みまで完結できる「HOME’S引越し」、更には荷物の収納などで困ったときに役立つトランクルーム情報サイト「HOME’Sトランクルーム」など、住まいにかかわる様々な方面からのアプローチで事業を展開しており、法人向けには賃貸営業業務の効率化を支援するサービス「Renter’s（レンターズ）」、不動産特化型コミュニケーションプラットフォームやデータマネジメントプラットフォームの提供など。
更に、不動産に限らず、暮らし全般にかかわる領域としても保険や子育て、趣味などの分野における情報提供など、実に多様なサービスを発信しています。
大きいけれど柔軟な組織が新たな発想を生む
ネクストについて、会社として持っている能力の特徴はその柔軟な組織とクリエイティブさ、技術力にあるといえます。
柔軟な組織ゆえに新しい提案を受け入れる受容性があるとともに新規事業提案制度「Switch」が制度として正式に設けられていること、また、良い提案であればそれを実行に移すまでのジャッジが速く、実行するとなったらすぐにプロジェクトチームが組まれるなど、創造力と推進力をもって開発が進みます。
これこそがネクストが今までになかったサービスを生み出し、世の中に定着させた数々の実績を生んでいるのです。
新たな事業を立ち上げるにあたって同社が大事にしているのはユーザー視点と思いやり。
ユーザーがどのようなサービスを求めているか、「こんなサービスがあったら便利なのに」という思いつきをアイディアのみで終わらせることなく、「今までにないなら作ろう！」という挑戦心と高度な技術力を持って実現していく、そんな精神が根付いている会社です。
これまでにも、不動産参考価格が地図上で会員登録なしでも一目で閲覧できる「HOME’S PRICE MAP（ホームズプライスマップ）」、家賃と部屋の条件を天秤にかけて測ることができる「すごい天秤」、ヘッドマウントディスプレイを活用したバーチャル内覧システム「RoomVR」など、革新的な取り組みをリリース・発信してきました。
また、新たな企画を大きく支えるのが「HOME’S総研」や「リッテルラボラトリー」など独自の研究・開発機関です。
技術者のこだわりによってさらにサービスが進化した事例も多く、今後もそのアメーバ的な組織体制と高い技術力の生むシナジーによって生まれる新規事業に期待できそうです。
次の10年で100ヶ国展開を目指すグローバル企業へ
新規事業の開発可能性については上記でも触れましたが、同社が打ち出している中期ビジョンとして、「“DB＋CCS”でGlobal Companyを目指す」ということがあります。
DB（データベース）とCCS（コミュニケーション＆コンシェルジュ・サービス）を同社ではユーザーのニーズを最適な情報に変換する仕組みと定義づけており、それを目指す一環として海外事業への取り組みも大きく取り扱っています。
ネクストでは既にインドネシア・タイでの不動産情報発信を開始しており、同社の創業から10年を迎えた2015年には、次の10年で100ヶ国展開を目標として掲げています。
既にサービスラインアップにあり、現在43ヶ国で運営するアグリゲーションサービス「Trovit」のサービスを世界に広げることを当面のターゲットとし、現在もグローバルカンパニーへの道のりを順調に歩んでいるといえるでしょう。
本気で人を幸せにしたい人。自ら学びたい人。
ネクストは、創業者であり現在の代表者でもある井上高志氏の「目の前の人を笑顔に、幸せにしたい」という強い思いをもって設立された会社です。
その思いは今もネクストの社是や経営理念に反映され、会社の「ビジョン」として非常に大切に育てられており、全社員にその思いが共通認識として浸透することがかなり重要視されています。
そのため、創業理念や会社としてのビジョンへの共感性が高いことがネクストへの転職にあたっては肝要となります。
また、ネクストのカルチャーを背景としては、「仲間を大切にすること」「常に新しいことに挑戦すること」、つまりは社是である「利他主義」にも関連しますが一緒に働いている人たちがよりハッピーであるために行動することであったり、未知のことにも挑んでいける冒険心、そこから自ら学び成長する力などが求められます。
やりたいことには積極的に手をあげることで挑戦する機会を与えてくれる風土なので、積極的に自分を高めていきたい人には適した環境でしょう。
なお、ネクストはその独自の文化を育てつつ会社としても更に発展していくため、「日本一働きたい会社」となるべく様々な人事施策を実施しています。 最近ではGreat Place To Work Institute Japanによる「働きがいのある会社」ランキングで6年連続ベストカンパニーに選出された実績もあり、転職希望者にとっては引き続き興味を引く存在であり続けるでしょう。
不動産業界について知りたい方は、「 転職前に知っておくべき不動産営業の業種別実態と年収 」の記事を読むことをおススメします。
