UTグループ株式会社様インタビュー(Decider®導入事例)
グループ採用部門 カレッジリクルートユニット 統括部長 近藤邦洋様(写真中央)
グループ採用部門 カレッジリクルートユニット 鈴木みなみ様(写真左)
【企業情報】
UTグループ株式会社(https://www.ut-g.co.jp/)
設立:2007年
従業員数:19,158名(グループ合計)(2018年5月時点)
グループ会社数:12社(2018年5月時点)
最大のきっかけは、昨年の新卒採用人数700名からさらに増やして1,000名を採用する計画が決まった時です。ただでさえ採用チームは限られた人数しかおらず、増やすことは出来ませんでした。
そこで白羽の矢を立てたのが、適性検査の切り替えです。大きく3つの改善を考えてこれまで使っていた紙の適性検査からWebの適性検査に切り替えようと本格的に検討を始めました。1つは時間・工数の短縮、2つ目は試験結果の保管・管理、3つ目は今の学生のニーズです。
自分たちで集計する適性検査だったので、そのまま今年の採用活動に入ってしまったら確実に時間不足、人員不足に陥ることが見えていたので、何とかしなければと考えていました。
また、今の学生はスマートフォンに使い慣れているので、紙よりもWebでできる適性検査の方が心理的負担も少ないだろうと考えました。
Decider導入の決め手は何だったのでしょうか?
決め手は、当社のニーズに合ったことと、スマホ5分で確度の高い結果が出るということ、それとコストの3点です。
当社のニーズというのは、以前の適性検査でも協調性ややる気など6項目くらい出ましたが、一番見たいところはメンタル傾向でした。そこをしっかりと網羅していることは重要でした。
探している時に10社くらいの適性検査を見ましたが、確度が高くてちゃんとしていても30~60分かかるものばかりでした。もちろん確度は大事ですが、選考の中で運用していく事を考えると少し長すぎると感じましたね。学生にとってもスマホで5分くらいとラフで操作もシンプルなので、ストレスが少ないところも魅力的でした。
もちろんコストが安いのも大きいですね。
『Decider』をどのようにご利用されていますか?
フィルターの使い方に加えて今は、僕らが学生を選ぶというよりも学生に選ばれる側になっているので、学生さんの納得度を高めるためにも使っています。
当社の選考は2ステップで、一次選考と最終面接の両方で使っています。
一次選考では、主にメンタル傾向のチェックに使っています。結果がすぐに出るので、結果をざっと見て直後のグループワークやグループ面接の参考資料に使っています。
最終面接では、選考を厳しく見るためというよりも、学生との親和性を上げる目的で使っています。学生さんの長所なども細かな分析がされておりますので、アイスブレイクにも使えますし、学生さんご本人に対して当社に入ったらこういう所が強みになって活躍できるよ、というようなフィードバックの材料としても使っています。
話の流れの作り方は2通りあって、1つはこちらからどんな性格ですか?と学生さんにヒアリングしたときに、それ適性検査にも出てるねと伝えながら、うちの会社の中のこういうところが合っているねという話をします。もう1つは、学生さんご本人から特に話が出ない時に、本人のことをよりわかっているよという事を伝えるために、例えばDeciderで注意警報が出ている学生さんであれば「こういう所ない?」と聞くと「よくわかりますね」という反応が得られますね。
適性検査の結果をみて話の振り方に気を付けたりとか、学生さんの自己肯定感をあげる補助ツールとしても、非常に役立っています。
元々期待していたフィルターの用途と、学生の意向度を上げるという2つの使い方が出来ているので、コスパ的にも満足度が高いですね。
一番大きいのは、時間が短縮された事。年々採用数が増えている当社にとってはすごく大事で、多分去年のままだったら今期はやれなかったと思っています。
具体的には、一次選考で5,600名程度と接触する計画ですので、以前の適性検査だと集計に1件5分としても450時間にもなります。この時間削減はすごく大きく、その分を学生のフォローに充てていく事も出来ると感じています。
また、採用チームが20代中心の若いチームなので、学生が納得する、信頼が得られるフィードバックが出来るようになった点でも良かったと感じています。
思わぬ効果として、採用活動前に採用メンバーに受けてもらったのですが、自分の強み・弱みがわかった事で、うまく仕事に取り組んで成長してくれています。チームワークが得意、リーダーに向いているというコメントが出たことで、背中を押してもらえた感じがしたと言っていました。
採用メンバーが使ってみて、自分にとって役に立ったと思ったものなので、学生にとってもいい話ができているのは良かったなと思っています。
学生さんにも自己分析でぜひ使ってくださいと伝えていて、実際に楽しんで受けてくれているので、選考前のアイスブレイクにもなっていると感じています。
面談する時にも、「私はこんな感じで出たよ」と学生さんと共通の話題で話せるのも距離が近くなって良いですね。
今は選考がメインになっていますが、今後はフォローにも力を入れていきたいと思っているので、Deciderを活用して内定承諾率を上げていきたいと考えています。
学生へのフォロー内容の参考にも使いますが、フォローメンバーの選定にも使っていきたいと思っています。
また、今期の採用活動が落ち着いたら、来期に向けて承諾する確率の高い学生の傾向を掴んだりしっかり分析をして活動設計にもうまく活用していこうと考えています。
あとは入社後の配属やエンジニアからの総合職への抜擢などに使えるかも検討していきたいですね。