「仕事の基礎体力」と「リーダーシップ」で仕事力を計測

適性検査 Decider は、標準的な総合職や店舗・現場マネージャーとしてどの職場でも求められる性格資質をスコアリングして分かりやすく数値表示します。
  • 仕事の基礎体力:一般担当クラスのメンバーとしての仕事能力を計測しています。「社会人として当たり前の受け応え」「仕事をやり切る意欲」「信頼感のある態度」といった性格資質を含むスコアです。
  • リーダーシップ:中堅クラス以降のマネージャーとしての責任能力を計測しています。「冷静な状況把握」「臨機応変な対応力」「チャンスとリスクを捉える機敏さ」といった性格資質を含むスコアです。

「仕事の基礎体力」の評価

「仕事の基礎体力」は、職務態度の勤勉さや実行力、確実性と連動する指標です。 基礎体力のスコアが高ければ、決められた職務タスクを完遂できる見通しが高まります。 基礎体力のスコアが低い場合には、日常的な言動に安定性を欠くため、マネジメントコストがかかり労務トラブルのリスクも高まります。 「言われたことを実行する」ということはビジネスマンとしては当たり前のようですが、実際には仕事に求められるモラルを持ちづらい性格特性の層があります。 仕事の基礎体力の高い従業員と、低い従業員では採るべきマネジメント手法も異なり、基礎体力不足の従業員には、任せっぱなしにすることはできず、より直接的なアメとムチの駆使が求められます。

「リーダーシップ」の評価

「リーダーシップ」は、組織の長、チーム責任者としての意思決定能力、責任遂行力と連動する指標です。 リーダーシップが高ければ、より高次の企業目標をみずからの頭で考え、状況に応じた的確なチーム行動をとれる見通しが高まります。 逆にリーダーシップが低い場合には、マネージャーとして求められる着眼点がずれることが多く、チーム規模に応じたマネジメントトラブルのリスク懸念が大きくなります。 たとえば、仕事の基礎体力のスコアが高く、リーダーシップが低い場合には、トッププレーヤーとして活躍する可能性はあるものの中間管理職になると手腕を発揮しないことが考えられます。 マネージャーの資質は、企業競争力の大きなウエイトを占めるため、一般的に時間をかけた選抜と育成が行われています。 性格資質の決定要因は、遺伝などの先天的な要素と後天的な環境要因が50%:50%と言われていますが、仕事に就く20代には後天要因も含めてほぼ定まっていると見られます。 GEなどの強力な幹部創出インフラを持つ企業で、リーダー育成の第一歩は早期選抜から始まると考えられているのはこのためです。