組織の一員として受け入れるためには、信頼性は欠かせません。
当社では信頼性に足る人材として、誠実で計画的にやるべきことをしっかりとやりきれるような人と考えています。
業務に関して、1つずつが粗雑でポロポロと落としてしまうような人に、仕事を任せきることは難しいでしょう。 将来のマネージャー・幹部候補として考えている場合には尚更重要になります。
見極めるポイントは、あきらめの悪さです。 人物特性として、すぐにあきらめる人は、計画性の低さや途中で投げ出すなどの性格と相関があると言われています。
次のブロックで、採用面接で使えるスクリプトをご紹介します。
面接スクリプト
「あなたは、切り替えが早い方ですか?それとも、あきらめが悪い方ですか?」
(回答を深める追加質問)「他人があきらめていなくても、あきらめなかった」エピソードを教えてください。
確度は75% ポイントはノンバーバル情報も見逃さないこと
回答パターンは、あきらめが早い・遅いの2つだけです。
ただ、今回の質問に関してはノンバーバル情報(非言語の動きやしぐさなど五感で受け取る情報)も重要になります。
質問側の言葉の表現でフラットさを演出しているものの、「あきらめが悪い方が良いことだろう」と感づいて、ポイント稼ぎに行く挙動をとる応募者が一定数現れるためです。
きちんと下記対策を読んで自分のものにしてください。
(パターンA)あきらめが悪い 信頼性〇
回答は良いのですが、2つの方法で真偽について確認しましょう。
1.ノンバーバルの反応
ここでは代表的なしぐさを紹介します。
- 汗の量が増える
- 目が泳ぐ、目が右上を向く(通常、思い出している時の視線と逆側)
- 鼻や口付近を手で触ったり、覆ったりする
- 声の大きさや口調が変わる、
2.「他人があきらめても、自分はあきらめなかった」と追加質問をする
「具体的なエピソードを教えてください」だけの企業もありますが、応募者へのプレッシャーが足りず、簡単に嘘話をされて交わされます。
敢えてハードルを上げて、聞いてみましょう。本当にあきらめが悪い人は、すぐにエピソードが出てくるでしょう。
嘘をついていた人は、「緊張してすぐに思い出せません」と言って流そうとしたり、「普通にあきらめないでやるレベル」の話をしてごまかそうとします。
(パターンB) 切り替えが早い 信頼性×
次々に目移りするタイプです。変化が激しく、固執して欲しくない環境であればマッチしますが、通常の組織においてはあまりお勧めしません。
言い回しだけに注意して、応募者を観察
「粘り強いタイプか?あきらめが早いタイプか?」とストレートに聞いても正直に答える人はいません。
「あきらめが早い⇒切り替えが早い」と言い換えることで、誘導することがポイントです。
言い回しだけ注意すれば、75%の人が本当の回答をするでしょう。
残った25%の人については、上のブロックでお伝えした通り2つのチェックポイントを設けて見抜きましょう。
見抜きたい項目について精度を上げるには、面接官を増やすよりも、適性検査を一緒に使うことが効果的です。
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見極めの難易度が高い信頼性は適性検査が効果的
Face to Faceでは取り繕って差がわかりづらい信頼性も、適性検査Deciderであれば、松竹梅がきっちりスコアとなってわかります。
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